徳島市の阿波踊りが12日、開幕した。今夏は初めて興行大手キョードー東京を中心とした共同事業体が運営を担う。昨年、徳島市などの実行委員会が中止させた演舞場での「総踊り」によるフィナーレも復活。踊り手たちが迫力の演舞を披露した。
午後10時、繁華街近くの紺屋町演舞場に、阿波おどり振興協会所属の14の有名連(グループ)の約1500人が集まった。高く掲げられたちょうちんを先頭に、鳴り物や踊り手たちが次々と演舞場に入ると観客席が歓喜に包まれた。天水連の岡久兼大さん(38)は「観客の皆さんの笑顔を見ることができて感無量です」。初めて見に来たという堺市北区の会社員、平田宗己さん(35)は「熱気と迫力がすごかった。みんな楽しそうに踊っているところが良かった」と話した。
振興協会の総踊りは1970年…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル